過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/11/06(火) 03:21:50.75 ID:VPkeJGs0o
行く手を阻む左掌に右の魔戒剣を突き立てる。
如何に岩のように強固な肌であっても、
手のひらは防御も薄く、握力の弱った右手でも刺すには充分だった。
だが、剣を抜こうとした時、零は驚愕に目を見開いた。
「な……にっ……!?」
モロクの左手は刺さった魔戒剣を握り締めたのだ。
当然、ソウルメタル製の剣である。そんなことをすれば、傷が深くなるだけ。
現に、指の間を刃が切り裂いて、黒い体液がダラダラ垂れ落ちていた。
急いで引き抜こうにも、がっちり食い込んでいる上に握られている。
左手も全力で零に抗っているせいか、簡単には抜けそうになかった。
零は一瞬の逡巡の末――魔戒剣を手放した。
手を引いた零と、剣を刺したまま素早く飛び去る左腕の間を、火炎弾が過ぎる。
剣の取り合いを続けていたら、右手は黒焦げになっていただろう。
偶然とは思えない。企んでいたとしか考えられなかった。
『まさか……!』
「魔戒騎士対策ってことかよ……!」
腕一本を犠牲に、剣一本を奪う。
双剣使いにとって、片方の剣を奪われれば戦闘に支障をきたす。
が、問題はそれだけに留まらない。
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