過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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782: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/11/14(水) 02:27:40.29 ID:fguhyBUEo

 みるみる窓が近付いてくる。
 ガラスの向こうで見上げる零が飛び退く。
 それでいい。そうこなくっちゃ面白くない。
 確認すると、杏子は無意識に白い歯を覗かせていた。
 

 次の瞬間、狙い違わず杏子はガラスを突き破った。
 槍で床を深々と貫きつつ着地すると、左右を見回す。
 右には零が、左には見たこともない奇怪な化け物が、共に数歩の距離に立っていた。 
 これがホラーとか言う魔獣だろう。魔女とは違う意味で醜悪だが、驚くほどでもなかった。

「ちっ……外したか」

 呟きながら立ち上がった杏子は、床に刺さった槍を引き抜く。
 状況は一目で理解した。

「思ったより早かったね、あんこちゃん」

 それでも、真っ先に槍を突きつけるべき相手は決まっている。




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