45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/26(月) 03:35:24.87 ID:oklvnB2W0
七咲「本当は家に連れて行きたかったのですが……美也さんに要らぬ心配はかけたくありません。……はい」
つコーンポタージュ
七咲「体、冷えますよ? 飲んでください」
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2012/03/26(月) 03:41:28.99 ID:oklvnB2W0
七咲「…………だったら……」
橘「?」
七咲「……だったら、後悔しないように、生きればいいじゃないですか。美也さんからは詳細を聞いてます。よく、相談とかされましたから……」
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/26(月) 03:50:11.79 ID:oklvnB2W0
その後、先輩を家に送った。
制服は濡れてるし、帰りも遅かったので、先輩の家族は随分と心配していた。
入水自殺未遂についてははぐらかした。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/26(月) 03:51:25.22 ID:oklvnB2W0
捨てきれぬ気持ち。
俺は……罪深い。
拒否されていることは分かっているのに……何故、思い続けるのか。
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2012/03/26(月) 03:54:27.46 ID:oklvnB2W0
【翌日(放課後)】
ピンポーン
美也「はーい……あっ、森島、先輩……」
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2012/03/26(月) 03:57:05.75 ID:oklvnB2W0
橘「……」
ガチャ……
橘「(美也? でもノックもしないで……)」
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2012/03/26(月) 04:05:10.26 ID:oklvnB2W0
森島「まずは、去年のあの日、会えなかったことを謝りたいの……ごめんなさい。いくら嘘を聞かされたからって、ひどいよね」
橘「……」
森島「そして、そのあとに起きたことも、橘君になにがあったのかも……全部、やっと、わかることができた」
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2012/03/26(月) 04:05:51.57 ID:oklvnB2W0
森島「……私、森島はるかは、橘純一が」
森島「もう、話せない日が来れば、泣いちゃうぐらい、愛おしい」
森島「犬みたいなところも、今のみたいに泣き虫なところも、優しいところも、ひたむきなところも、ぜんぶ、ぜーんぶ!」
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2012/03/26(月) 04:10:27.70 ID:oklvnB2W0
橘「……かった」バタッ
森島「!? 大丈夫!?」
橘「……よかった。ほんとうに、うれしい」
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2012/03/26(月) 04:13:30.68 ID:oklvnB2W0
橘「でも、俺がこの感情を抱く限り、あなたはそれを拒絶する。そして、巡り巡って美也に何かが起こる。それが、俺は嫌だった。……いつの間にか、自殺未遂になるほど、俺は追い詰められていたんです」
森島「自殺……!?」
橘「……でも、助けられました。高校の後輩に。そして、言ってくれたんです。生きていれば、サプライズが起こる。後悔しないように生きていればいい。って」
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