2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/03/26(月) 01:40:25.87 ID:BN2r+rtG0
最初に服を選ぼう。
なるべくいつもと違って見えるようなものがいい。
あの人が見て驚くような服がいい。
タンスの中を引っかきまわして、とりあえずいい線行ってそうな服を見つけた。
念のために鏡の前で合わせてみる。うん。悪くない。これで行こう。
その次に髪型。
生来の癖毛は早めに起きたくらいじゃ直らない。
でも今日は、その跳ねたところをさらに強調する感じにブラシでセットしてみた。
男は意外性に弱いからだ。
化粧はしない。ありのままの自分が一番だ。
服も髪もバッチリ。昨日練習した笑顔を忘れないようにしないと。
さあ、手紙で呼び出しておいたあの人のところへ急ごう。
恥ずかしくて差出人の名前は書けなかったけど、字を見ればきっと分かってくれているはず。
「悪いカレナック、待った?」
「お前かスタンベルクぁぁぁぁぁぁッ!!」
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