過去ログ - 勇者「お前が勇者をやってみろ」 魔王「どうしてそうなる?」
1- 20
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/03/30(金) 00:38:24.02 ID:vPVuxhDP0


―――某国 大草原


勇者「・・・・・・しかし、どうにも体が動かん。 まるで全身に鉛が仕込まれたようだ」

*「限界以上の力を使ったから、その反動かもしれない」

勇者「はぁ・・・・・・。 あと、やけに眠い」

*「ゆっくり眠ればいい。 君はそれだけの事をしたんだ。 悪行への戒めも、既に解いてある」


―――そよ風が勇者の頬を優しく撫でる。


勇者「そうか。 ならば・・・・・・少し眠らせてもらおうか。  我は、疲れた」

*「ああ。 お疲れ様、勇者。 また何かあったら、よろしく頼むよ」

勇者「ふ、冗談ではない。 またもなにも、次からは最初から、貴様らお得いの奇跡でなんとかするが良い」

*「そう何度もポンポンと使うわけにもいかない。 だから、君のような存在を頼りにするんだ」


―――青空はどこまでも広がっている。


勇者「頼られる身にもなってみろ。 初日でこの有様だ」

*「いや、初日にしてはすごいほうだ。 本当に。 さすが勇者」

勇者「勇者も万能ではない。 それほど勇者に期待を寄せているのなら―――」




    「貴様が勇者をやってみろ」



―――雲一つない青空だ。



                           FIN


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
130Res/109.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice