20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2012/03/31(土) 20:28:25.80 ID:d3XGB+q8o
数分後。
泣き止み、けれども涙の筋を残したままの彼女がぽつぽつと懺悔のように話し始める。
あのね、から始まり。
――私の父はトラックの運転手で
―――事故を起こしてね
その後はご想像通りと言ったところか、なんというかよく出来た話である。
簡略化して言うと僕の両親を死に至らしめた人の子供。それが彼女らしい。
さっきの違和感はこれだったのか。
一つの思い出として処理してたから良く相手側の苗字を覚えていなかったけど
彼女の苗字は確かに相手側のそれと一緒だ。
名前もどっかで聞いたような気がしていたような気がするけど。
「私たちはお葬式で多分」
―――遭ったんだと思う。と彼女が重い口を開き
ああ、そういうことかと僕はまた納得した。
葬式の日、僕は事の重大さがよく飲み込めてなくて大人ばかりの葬式場から抜けだした。
そのときであったのが彼女だったんだと思う。
思う、っていうのはよく覚えてないからで。
まぁ、彼女も記憶がそんなにはっきりしてないと思うけど。
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