6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2012/03/28(水) 23:40:56.21 ID:kHlHFoXNo
学校
見慣れた校舎と靴箱を眺め、廊下に視線を這わせつつ教室へと向かう。
夢の”用意”という言葉が妙に気になる。
なにか忘れ物をしていないだろうか。
忘れ物に対するバツが、この学校は昭和のソレと一緒なのだ。
嫌だなぁ
「何が?」
「あ」
声が漏れる。
びっくりした。突然目の前に顔がにゅっと出るものだから。
「途中から声が出てたよ、君」
「独り言なんだ、気にしないでくれよ」
「私も嫌なんだよね、今日は忘れ物しちゃって」
――教室に行きたくない、らしい
「しかも忘れ物したのが一時限目の教科でさ」
一呼吸間をおいて
「一緒にサボらない?」
なんて言うものだから。
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