過去ログ - 黒井社長「行くぞっ!!青二才っ!!」(アイマスSS)
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2012/03/29(木) 11:44:30.50 ID:lnWJ8GSr0
【序章】

とある高級ホテルの大ホール。今晩、この中でVIP限定の会員パーティーが開催されている。
表向きはどこにでもある普通のパーティー。高級な酒と料理、後は会場前に設置されてい
る舞台で歌劇などの余興を観て愉しむようなものだ。
しかしこのパーティーの本当の目的は別のところにある。それはとある「非合法オークシ
ョン」であり、それを知っている客達は、パーティーを愉しむフリをしながらも、オーク
ションが始まるのを今か今かと待ちわびている。
やがてそんな客達の期待が熱気となって会場中に溢れ出し、隠し切れない人間のドロドロ
した欲望がギラギラした瞳から見え隠れする。

……いいねえ。実に私好みだよ。

「さあ皆様お待たせしました!只今より『エンジェルオークション』を開催します!」

会場のテンションが高まったところで、主催者がオークションの開催を宣言する。薄暗く
なる大ホールにスポットライトを浴びる舞台。
そして露出の高い水着を着せられた見目麗しい少女たちが、次々と舞台に登場する。そう、
このパーティーの本当の目的は、美少女を専門的に取り扱っている人身売買オークション
なのだ。
この会場にいるVIP会員は、只の客達ではない。政界・財界・芸能界など、各業界でそ
れなりに権力があり、財力があり、そして歪んだ欲望を持った真っ黒な変態共だ。脂ぎっ
たギラついた視線で、舐め回すように舞台上の少女を見ている。

全く、そんなに遠慮なく見るんじゃないよお盛んなジジイ共が。『私の』女の子達が怖がっ
ているじゃないか。

やがて今回のオークションの商品である少女達が出揃ったのか、司会役の男が少女達の首
輪に番号タグを取り付けていく。ちなみに少女達は首輪と手錠で拘束されている。ここに
来るまでよほどひどい目に遭ったのだろうか、『商品』である以上暴力など、直接的な外傷
は受けてないようではあるが、皆精神的にかなり痛めつけられたようで、抵抗する素振り
もなく虚ろな目でタグを取り付けられている。中には羞恥と恐怖で目に涙を浮かべている
娘もいるが、最早泣き叫ぶ気力もないようだ。

「さあ舞台上の女の子達が出揃ったところで、いよいよオークション開始です!今回は現
段階ではもちろん、将来的にも美しくなること間違いなしの美少女達が揃いました!ど
う扱うかはあなた次第!愛人にしてもよし、売春婦にしてもよし、家畜にしても玩具に
しても、愉しめる事間違いなしです!皆さん財布の準備はよろしいですか?」

下品な笑顔でこのうえなく下品な事を言う司会の男が手に持った鎖を引くと、1番のタグ
が取り付けられた少女が引っ張られてきた。いよいよオークションの開始である。

「1000万!」
「1500万!」
「2000万!」

客達が次々に声を挙げる。そんな中、私は手に握りしめた携帯電話からの連絡を待ってい
る。まずいな…競り落とされる前に動きたいのだが。



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