過去ログ - 黒井社長「行くぞっ!!青二才っ!!」(アイマスSS)
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49:1 ◆6aY2CdF7PY
2012/03/29(木) 20:45:36.44 ID:lnWJ8GSr0
***


「おお、響久しぶりだなぁっ!!よく来たねぇっ!!」

「ニーニー達を元に戻せぇ――――――――――――――――――っっっ!!!!!!」

ウチの新社屋に圧倒されていた響だったが、社長の顔を見ると当初の目的を思い出したようで飛びかかって行った。

「ははは、相変わらず響は元気だなぁ。何かいい事でもあったのかい?」

「うがぁ――――――っ!!離せぇ――――――っ!!おろせぇ――――――っ!!」

飛びかかってきた響をひょいとかわすと、社長は軽々と響を持ち上げた。たかいたかーいである。あとパクるな。

「社長、遊んでないでさっさと済ませちゃいましょう。このビル無駄にデカいから時間かかるんですよ」

「おおそうだったな。アジトの荷物はまとめたか」

「ええ粗方終わってます。来週には完全に移転出来ますよ」

「よしご苦労。では行こうか」

響を下ろすと、社長はエレベーターへ向かった。961プロとして活動するのは来週からだが、今日はその為の社内設備の確認である。

「響、今から社内を見て回るが、お前も一緒に来るか?」

「え……い、今はそんな事どうでも良くて……!!」

「レッスンルームもあるぞ。お前ダンス好きなんだろ?」

「ど、どうしてそれを……」

「話は後でゆっくり聞いてやるから、さっさと行くぞ」

「ま、待つさ―――――っ!!」

響は慌ててエレベーターに飛び乗ると、俺達は社内オリエンテーションに繰り出すのだった。


***


「お疲れ様です」
「お疲れ様です社長」
「青さん、お疲れ様です」

社内のスタッフ達が俺達に声をかける。社長は偉そうに「うむご苦労」などと挨拶をし、俺はスタッフ達と仕事の進捗状況の確認を行っていた。
響を退屈させていないかちらりと見てみたが、響は興味深そうに俺達を見ていた。

「ちゃんとした会社みたいだぞ……」

「ちゃんとした会社だよ。俺達みたいな裏の人間じゃなくて、ここで仕事をしているのは表の世界の普通の人達だからな」

アジトにいたような、いかつい連中はここには居ない。奴らの仕事場もあるが、目立たないスペースで仕事をしている為、社内をうろついてること
は無い。名前は961プロだが、働いている人間はクリーンなのである。

「アンタ達がまともに見えるぞ」

「私をこんな変態と一緒にするのではなぁ〜い」

「それはこっちのセリフですよっ!!」

「おやおやぁ〜、沖縄忍者にふんどし忍者と名付けたのは、どこの誰だったかなぁ〜」

「う……それは……」

「アンタだったのか―――――っ!!うわ―――――んバカバカバカァッ!!」

ポカポカ殴ってくる響をなだめながら、俺達はオリエンーテーションを続けた。


「うわぁ―――――っ!!すごいっ!すごいぞ―――――っ!!」

ご機嫌ナナメだった響も、アイドルのレッスンの為に用意したトレーニングルームを見ると機嫌を直してくれた。






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