124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/07(土) 01:49:23.70 ID:9eEIp3hs0
女「あの……男くん」
男「なんだ?」
女「自分が、何を言ってるのか……分かってるの?」
男「ん?」
女「ずっと見守るとか、傍にいるとか……それって、言い換えれば」
女「私が大人になるまで――いや、なってからも、ずっとそうなのかも知れないのよ?」
男「? それがどうかした?」
女「どうかした、って……」
女「投げ出すことは許されないって、自分に言ってるようなものよ」
女「こんなの……こんなの、プロポーズと変わらないじゃない」
意を決したように言う女を見て、男は朗らかに笑った。
男「プロポーズなんて、とっくの昔にしてるじゃないか」
女「はぁ?」
男「俺がこの手の甲の傷を作って、半袖で登校した、あの日」
男「あの日から、とっくに覚悟はできてるよ」
男「今更プロポーズだなんて」
そう言ってまた笑う男。
男「お前を引き受けたいって気持ちは、きっとずっと変わらないよ」
女「…………」
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