14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 17:09:26.46 ID:TOjhpbtQ0
――翌朝
男「ふあぁ……よく寝……」
男(……ん?)
男(何だ?この傷)
男「…………え」
男の手の甲には、不自然な3本の傷があった。
直線状のかさぶたが赤黒く変色し、周りは赤く腫れぷくぷくと浮き出ている。
ぽつぽつと続く血の塊は肌に映え、なんとも痛々しかった。
男(まさか昨日のアレか?)
男(あの程度の傷で?)
男(嘘だろ?)
男(…………)
男「…………本当に……全然痛くないんだ……」
ほんの好奇心から、大変な傷を作ってしまった。
そういう羞恥心はあった。
しかし、それ以上に、何か得体の知れない高揚感が湧き上がるのを、男は密かに感じていた。
男「なんだ……俺にも出来んのか……リストカット」
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