28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/29(木) 17:46:23.93 ID:TOjhpbtQ0
バタン!
男「はー……はー……」
女「はぁ……なんなのよ、あなた……」
男「はー……ちょっと、聞きたい、ことが、あって……」ゼェゼェ
女「はぁ……全く……明日から、学校が憂鬱だわ……。変な噂が立ってないといいけど」
男「え、ご、ごめん」
女「……まぁいいわ。それで、何の用?」
そう言うと、近くにあった椅子に座り、眼鏡を拭き始める。
男はそれを見て、もしかしたらこれは、動揺したときの女の癖なのかもしれない、と思った。
女の顔色を伺う。
しかし、女は至って平然としていた。
男(勘違いかな?)
女「? 男くん?」
男「あ、ごめん」
女「それで、廊下じゃマズイような話って、一体何かしら」
男「うん、あのな…………。あ、その前に、女」
女「はい?」
男「言っとくけど、これは告白とかそーいうんじゃねーぞ」
女「そう。安心したわ」
男「あ、そーですか……」
女と対面になるように椅子に座り、男は一つ咳払いをして、前のめりになりながら、言った。
男「単刀直入に言う」
男「左の、手首を、見せてくれないか?」
女「…………え?」
138Res/86.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。