112: ◆TctB4xXhw6[saga]
2012/11/28(水) 23:20:30.43 ID:MkqVeE5S0
根本の理由は曖昧なままに、私達は波に揺られる。
目指す先にあるのはひとつの小さな孤島だ。
それが視界に映る頃には早くも太陽が傾き始め、上陸できたのは日が沈んだ直後。
ぎりぎり周囲が見える程度の薄暗さの中で、私達三人は、その祠を見上げた。
〜海領ノ霊宿〜
旅人「意外とでっかいなー」クビツカレル
剣士「聖都付近のものに近い建築様式ですね。祠というより神殿のように見えます」
旅人「どっこい中にいるのは怨霊ってね。悪い冗談だわ」
ノーム「セイレーン」
剣士「すぐ乗り込みますか? 照明くらいなら魔法で出せますが」
旅人「というか、セイレーンが出るとしたらこれからだろうね。幽霊は夜中にこそ動き回るっていうし」
ノーム「事故 の 被害 も ほとんど 夜」
剣士「では……『lighting』」ヴゥン…
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