過去ログ - 朋也「ヴァイオリンの音色……?珍しいな……」
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2012/03/30(金) 21:23:14.80 ID:S2fDDXur0
その帰り。玄関を抜けたところで、一人の女生徒……杉坂が立っていた。

朋也「あ……杉坂……」

思わずそういってしまった。

春原「てめぇ……」

誰よりも早く、春原が食って掛かる。

古河「待ってください、春原さん」

それを、古河が制止させる。

古河「ここは、私に任せてください。お願いします」
春原「………………。……ああ、わかったよ」

杉坂……。春原調べで、脅迫状の犯人とされていた。古河もわかっているだろう。

古河「私、三年の古河渚です。こんなところで……どうしましたか?」

杉坂は俺のほうをチラッと見て、古河に話した。

杉坂「仁科さん……いえ、りえちゃんのことを話したくて伺いました。聞いてくれますか」
古河「はい、もちろんです。是非、聞かせてください」
杉坂「このことは……あんまり人に言ってほしくないんです。それも、約束してくれますか」
古河「はい、約束します。ここだけの話にします」
朋也「心配すんな。誰も言わねぇよ」

約束した。おそらくは、仁科と合唱部のことについて、俺にも話してないことだろう。

杉坂「はじめに脅迫状を書いたことは謝ります。すみませんでした。あれは、私が勝手にやったことなんです」
朋也(やっぱり……)

こいつの仁科に対する思いやりは尋常ならざるところがある。


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