過去ログ - 朋也「ヴァイオリンの音色……?珍しいな……」
1- 20
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/02(月) 14:59:43.53 ID:H1x2My9B0
教室に入ると、春原が机に力なく伏していた。

朋也「なに朝っぱらからヘタレてんだ?」
春原「あぁ……岡崎か。いや……僕、頑張ったのに……、パン食い放題権が獲得できなかったなぁってさ……」
朋也「え?おまえ、頑張ったのか?」
春原「人の努力をあっさり否定しないでくれますかっ!」
朋也「ああ、悪かった。おまえは頑張ったよ。空回りだけどなっ!」

爽やかに親指を立ててやる。

春原「さっきよりも酷くなってるよっ!」
朋也「そんなにパン食い放題権が欲しいんなら、演劇部に入ればいいじゃないか」
春原「僕は部活動なんて忌々しいものにこれ以上関わりたくないよ」
朋也「そうか……」
春原「また、ふたりでバカやって過ごそうぜ。おまえも、もう演劇部に関わる気なんてないんだろ?」
朋也「俺はおまえにいちいち構ってられるほど暇じゃないんだ。悪いなっ」
春原「なんか用事でもあるのかよ?」
朋也「これからは、合唱部の奴らの行動を見守っていくことにした」
春原「はぁ?なんであんな奴らなんかと」

春原が忌々しそうにそう言った。

朋也「説明するのが面倒だから、話したくない。ただ、仁科のことを放っておけないってだけだよ」
春原「ふん……好きにしろよ。僕はもうあんなハンデを盾にするような奴らと関わるのなんかごめんだね」
朋也「だろうな……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
270Res/196.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice