16:唯「けいむしょ!」 [sage saga]
2012/03/31(土) 21:42:53.45 ID:LXDpPuq10
唯「ううん」フルフル
唯「もっとひどくなった。暴力とか恐喝とかは無くなったけど、今度はみんなが憂を無視するように
なったの。まるでそこに誰もいないみたいに。先生達までだよ……?」
梓「そんな……」
唯「でもね、憂は憂のままだった。どんなにいじめられても、私といる時はいつも、笑顔で、優しくて……」
唯「それが、もう、悔しくて悔しくて……」
唯「……だからね、殺してやろうと思ったの。いじめっ子も、教師も。みんな、一人残らず」
梓「う……」
唯「インターネットで知り合った外国人さんから売ってもらったんだ。拳銃を一丁と弾をたくさん。
日本でも、銃って簡単に買えるんだね。ビックリしちゃった」
唯「キチンと計画を立ててさ。撃つ練習は出来ないから、素早く弾倉取り替える練習をいっぱいしてさ」
唯「『さあ、明日の授業中に教室に乗り込んで、撃ちまくってやるぞ』って、銃のお手入れしてた夜に、
お巡りさんがいっぱい来てね……」
唯「憂は、ぐすっ、ずっと謝ってた…… ううっ、ぐすっ…… 『ごめんなさい、ごめんなさい』って……」ポロポロ
唯「私がっ…… ぐすっ…… パトカーに、乗せられる時も…… 『お姉ちゃん、ごめんなさい』って……
『お姉ちゃん、お姉ちゃん』って…… ううっ……」ポロポロ
唯「憂…… ぐすっ…… どうして……? 私は憂の仇を討とうと…… ぐすっ、憂の為に……」ポロポロ
梓「……唯先輩は、馬鹿です」グスッ
唯「え……?」
梓「そんなの決まってるじゃないですか! 唯先輩に人殺しになってほしくなかったからです!
そんな事もわからないんじゃ、唯先輩は馬鹿です! ダメダメお姉ちゃんです!」グスッグスッ
唯「でも……」
梓「妹さんは、たぶん、強い子だったから…… 唯先輩が考えてる以上に、強くて、お姉ちゃん想いな
子だったから…… 唯先輩がそんな事をしなくても、楽しくて幸せな時間を過ごさせてくれれば、
それだけで頑張れるって思ってたんじゃないでしょうか…… 私の勝手な考えですけど……」
唯「……」
梓「だから…… ドジで、おっちょこちょいで、ボーッとしてて、頼りなくて、天然で…… でも、
一緒にいると何だか幸せな気持ちになれる唯先輩のままでいてほしかったから、通報したんです。たぶん……
人なんか殺したら、もう戻って来れなくなるから……」
唯「そっかぁ…… 私、ダメなお姉ちゃんだね、ホントに……」グスッ
梓「私は、唯先輩の妹さんに感謝してます」
唯「……?」
梓「狂った大量殺人犯の唯先輩じゃなくて、馬鹿な考えを起こして銃を所持してただけの唯先輩に
出会えたのは、妹さんのおかげですから」
唯「……」
梓「……私もお昼寝します。まだ午睡時間が一時間くらいあるので」サッ
唯「あ、あのっ、あずにゃん……」
梓「午睡時間は交談禁止です、唯先輩」
唯「あっ、うん…… そだね……」
梓「じゃ、おやすみなさい」ゴソゴソ
唯「おやすみなさい」
梓「……」
唯「……」
梓「……」スースー
唯「……ねえ、あずにゃん。出所したらみんなで一緒にご飯食べようね。この房のみんなと、憂の六人で」
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