過去ログ - 唯「けいむしょ!」
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3:唯「けいむしょ!」 [sage saga]
2012/03/31(土) 20:48:48.90 ID:LXDpPuq10
 
澪「ここのご飯は概ね美味しいけど、たまにああいうハズレがあるからな」

梓「あんなの麺に対する冒涜です!」プルプル

紬「まあまあ、梓ちゃん」

澪「ん? 律、今日の晩の献立、醤油いらないぞ」

律「あ、ついいつもの癖で出しちゃった。わりーわりー」

唯「!」

唯「りっちゃん、ちょっとお醤油貸して」

律「ああ。ほいよ」

唯「へへー。ご飯にお醤油をチョロっとかけてっと……」ピチャッ ピチャチャッ

唯「久し振りだなー、お醤油ご飯」モグモグ

梓「……」ジーッ

唯「んんっ! やっぱ、おいしー!」

麦3分に米7分のご飯がお醤油とピッタリ合って、ものすご〜〜〜くおいしい!
家の白いご飯でしてた時より、全然おいしいよ。これならおかずなんかなくてもいいなぁ。

澪「かけ過ぎには気をつけろよ、唯」

紬「そうよ。塩分の取り過ぎは体に悪いのよ」

唯「え……? あ……」


『かけ過ぎたらメッだよ、お姉ちゃん。塩分の取り過ぎは体に良くないんだからね』


律「どした? 唯。ボーッとして」

唯「う、ううん、何でもない。いやー、あんまりにもお醤油ご飯がおいしくてさぁ」

澪「まったく、もう…… 何だか心配になるよ、唯を見てたら」クスッ

律「でもさ、シャバじゃあ身の回りに美味いもんだらけだってのに、グルメ(笑)やスイーツ(笑)は
  『もっと美味いもん、もっと美味いもん』って馬鹿みたいに走り回ってるじゃん。醤油飯くらいで
  幸せになれる唯を見てたら、私は逆に安心しちゃうな」

唯「そう? えへへー」テレテレ

梓「いや、微妙に褒めてないような……」



午後5時30分、余暇時間。
夕食の空下げ(下膳)も終わり、みんなは折りたたみ式テーブルを囲んで思い思いにそれぞれの
余暇時間を過ごします。
りっちゃんと澪ちゃんは将棋、ムギちゃんは雑誌を読んでて、あずにゃんはノートに何やら書き物。
私は何をしよっかなぁ。

チャララッチャッチャララチャララ〜

放送『受刑者の皆さんにお知らせします。明日十二月十二日水曜日は、えり布、敷布、枕カバー、
   靴下の洗濯です。出寮の際、出入口に出して下さい。繰り返します――』

律「明日は洗濯か。忘れてたな。準備しなきゃ」

唯「あっ、いいよ、りっちゃん。私がやっとくから」

律「そうか? サンキュー」

唯「なんのなんの。えーっと、衣類洗濯願箋っと…… 靴下はみんな出すよねー?」カキカキ

律「うん、出すー。うわ、飛車取られた。くそー」

澪「出すよ」

梓「出しまーす」

紬「私は私物の靴下だから自分で書くわね」


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