過去ログ - マミ「今日も紅茶が美味しいわ」 の外伝
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◆D/8.giurYc
[saga]
2012/04/04(水) 21:45:39.63 ID:tomOSCzxo
おや。
言った途端、ライラの顔がこわばった。
目を見開いて、唇を半開きにして、愕然とした表情。
私としては、もちろん動揺を誘うつもりで言ったわけではあるけれど、
ここまで効果があるとは思わなかった。トラウマでも刺激してしまったのだろうか。
まぁ。
よし。
計画通りだ。
ライラ 「ど、どこだ! どこに通じているというんだ!?」
ライラが前のめりになって叫ぶ。
私は、
ポーラ「知るか」
無視した。
魔力を練り、突き付けたままにしておいた手から爪へと注ぎ込む。
そして、解放。
瞬間、伸びた。
私とライラを隔てる二十フィート余りの距離を一瞬で――文字通りまばたき一つの時間で走り、
ポーラ「ばーか」
鎧で守られていない彼女の右胸を、“クマの爪” は深々と突き刺した。
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