過去ログ - マミ「今日も紅茶が美味しいわ」 の外伝
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29: ◆D/8.giurYc[saga]
2012/04/01(日) 21:23:27.94 ID:Lhi6iNH5o

   百や二百で済んでくれるならまだなんとかなる気もするけど、
   もし千とか一万とか言われた日には……どうしよう。逃げちゃおっかな。

QB 「それは、この街の人口によるね」

ポーラ「はい? ……ああ、比例するってことね。
    えーっと確か、前に学校で習ったのは…………十七万人、ぐらいだったかしら」

QB 「じゃあ、十七万匹だ」

ポーラ「……」



   え?



ポーラ「え? ごめん、よく聞こえなかった。何匹って?」

QB 「だから、十七万匹だよ」

   えっと……?

QB 「……。君たちは本当に、いつも同じ反応をするよね」

ポーラ「――いやいやいやいや。ちょっと待ってよ。十七万って、それ今私が言った数字じゃない」

QB 「それがこの街の人口なんだろう?」

ポーラ「そう、だけど。でも」

   混乱する私をよそに、彼は涼しい顔で言葉を繋ぐ。

QB 「一定の範囲内に、そこにいる人間と同じ数の魔獣が出現する――」

QB 「それがこの、“ワルプルギスの夜” と呼ばれる現象なんだよ」



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