過去ログ - マミ「今日も紅茶が美味しいわ」 の外伝
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◆D/8.giurYc
[saga]
2012/04/03(火) 21:34:34.31 ID:I5kVwxtvo
そうして、待つこと十数分。
QB 「――来たよ」
おもむろにキュゥべえが声を挙げた。
ゲートの方に目を向ける。
一目でわかった。
ポーラ《あの人たち?》
QB 「うん」
東洋人が二人に、黒人が一人。
私と同年代……に見える女の子の団体は他にいないから、間違えようもなかった。
向こうもこっちに気付いたようだ。
「よぉ、キュゥべえ。……で、いいのかい?」
先頭を歩く赤毛の少女が口を開いた。ややブロウクンながら慣れた感じの英語。
QB 「うん、それでいいよ。よく来てくれたね、杏子」
キョーコ。
この人がそうか。“前回” を乗り越え生き残った最後の一人。
腰まで伸びた長い髪をポニーテールにまとめた、どこか野性味を感じさせる人だった。
フルジップのパーカーにショートパンツ。首には旧式のヘッドホンをかけている。
なるほど、確かに強そうかも。昨夜の二人と比べると若干見劣りするけども。
杏子「ま、“ワルプルギスの夜” とあっちゃぁね。無視するわけにもいかないさ」 モグモグ
しかし人と話すのにホットドッグをかじりながらというのはどうなんだ。
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