過去ログ - 橘純一「変身!」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 19:21:44.63 ID:REiU83pN0
きゃあーーーーーーー!!!

純一「……? 今の声……み、や?」

パァァァン!!

ボトン――

――血ぬられた肉片、微かに垣間見えた人肌。

――地面に落ちたそれは、かすかに見覚えのあったもので……。

――悲鳴の聞こえた先には、生理的嫌悪と恐怖が湧きあがる異形の姿。

――その異形の持つ物体は……変わり果てた……

純一「み……や……?」

蒔原「橘君! 早く逃げて――」

パァァァン!!

純一「え、まきは――」

――鮮血を垂れ流しながらも、蒔原さんであった肉体は、まるで奈落に連れて行こうとする死神のように俺の方を掴み……。

――そして、美也と同じように、地には美しかった顔が……。

純一「う、う、う……うわあああああーーーーーーー!!!」

――俺の悲鳴を皮切りに、学校中に、鈍い音と悲鳴が交差して……。

――気がついた時には、動いている者がほとんど姿を消していた。

――いや、蠢いている異形らの姿が、そこにあった。

――――そして、その異形に立ち向かう、仮面の戦士の姿も――――

――――俺は確かに、覚えている――――

――――あの時の記憶も――――



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