7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/04/01(日) 19:44:03.02 ID:REiU83pN0
梅原「まーたしけた顔して、なんだ? 人肌でも恋しくなったか?」
純一「……知らん」
路美雄「あれ? 桜井先輩とは一緒じゃないんですか?」
純一「ああ。……少し、独りになりたくて、な」
梅原「……そうか」
路美雄「それじゃあ、僕たちはお先に失礼します」
純一「……すまない」
梅原「なーに、俺達もそういう時があるからよ」
路美雄「僕も、たまに思い出しちゃう時がありますからね……」
純一「……そうか」
梅原「じゃあな」
路美雄「あまり落ち込まないでくださいね?」
純一「そうする」
――梅原は兄と弟を失い、路美雄は姉二人と父を失っている。
――俺も、あの事件がきっかけで、両親と妹の美也を失ってしまった。
――初恋の人も。
――クリスマスの夜に告白しよう。
――そう決心した、終業式の日のことであった。
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