50:士郎は刀に見惚れてた分、ワンテンポ動きが遅れてます ◆YItGnij4zE[saga]
2012/04/03(火) 21:02:15.15 ID:eX68vfcSO
その日、用事で放課後まで残ってた赤毛の青年、衛宮士郎は−
ガガガガガ!
士郎「…何の音だ?」
−音の出所を探し、グラウンドに来た
ランサー「オラオラどうした!」
士郎「な!?」
−刀を持った青年と槍を持った全身タイツの男が打ち合っていた
士郎「………」
衛宮士郎はその戦いに見惚れてた−いや、戦いと言うよりは…
士郎「…何だあの刀」
青年が持ってた刀に食いついていた
士郎「あの刀…変な感じがする…まるでなんかの経験が直接あの人に流れてるみたいだ…」
−秘剣ヒノカクヅチ−その刀の能力は、幾多の達人の経験を直接持ち主に流す力−
士郎「…凄い」
「ある」魔術を行う事が出来る士郎にとって、あの刀は−
−本人も知らず知らずの内に、衛宮士郎の目標となった
士郎「…え?」
突如魔法陣が現れ、そこから女性が現れた
士郎「…魔術…なのか?」
そして男が槍を青年に投げた、が
士郎「…な!?」
槍が不可思議な動きをして、青年を避けた
士郎「何が起きてるんだ…?」
士郎は本能的にその場を去ろうとして−
バキッ!
士郎「(しまった!)」
−木の枝を踏んでしまった
士郎「くっ!」
士郎は全力で逃げ出した…が
ランサー「お疲れさん、ただの人間にしては中々速かったぜ?」
−逃げ切れなかった
士郎「ハァ…ハァ…!」
ランサー「これも命令なんでね、悪く思うなよ」
男の持つ槍が士郎の心臓に吸い込まれる様に−
士郎「ガハッ!?」
−貫いた
そして士郎は、意識を失った…
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