4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2012/04/02(月) 15:12:18.08 ID:vpKVOyxe0
「あの、さ。俺、サッカー部なんだ」
03-560 :あか:2011/02/18(金) 02:05:13 ID:fjk07bfz
「あー・・・そうらしいね」
噂では聞いたことがある。
一年時からレギュラーの中でも中心選手で、二年になってからはプロも注目しているとかいないとか。
「それでさ、明日、試合なんだ。その・・・よかったら、応援に来てくれないかな」
どうやら彼は私に少なからず好意を抱いていて、良いところを見せたいから試合に誘った、というところだろうか。
明日は土曜日だし、特別用事があるわけではない。
かといって、わざわざ見に行く程私はサッカーが好きなわけでもない。
「明日、かあ・・・」
どうしよっかなー・・・なんて悩んでいると、彼があまりに緊張している様子が目に入って。
それが何だか可愛らしく思えた私はついつい了解してしまった。
「良いわ、行く。どこであるの?」
03-561 :あか:2011/02/18(金) 02:11:11 ID:fjk07bfz
「本当に?! ありがとう!」
そう言って彼は嬉しそうに私に試合会場のメモを渡し、手をとってきた。
・・・手をとってきた!
日頃は援交をして色んな所を触られているのに、そういう純情な行動には弱いんだ、私は。
つい顔を真っ赤にすると、彼も自分のとった行動に気づいてか顔を赤くして「ご、ごめんっ」と手を離した。
「じゃ、じゃあ、明日、お願いねっ・・・」
そう言って彼は部活に向かい、私は手をヒラヒラ振って送り出した。
明日、か。
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