過去ログ - 続・八幡「ぼくはきれいな八幡」雪乃「」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/04/02(月) 20:46:23.84 ID:2ohOmqFD0
続編乙


11:1[saga]
2012/04/02(月) 20:49:23.69 ID:jssOZe1F0
八幡「なにか考える前にさ…俺の体が勝手に反応したんだ…」シクシク

雪乃「…どんな痛々しい反応をしたというの?」
いっそ優しげな声で雪乃が問う


12:1[saga]
2012/04/02(月) 20:53:29.35 ID:jssOZe1F0
八幡「…記憶を失っていた間と同じ調子で『みんな、ありがとう! おかげで、戻ってこられた、感謝してる。いろいろ迷惑かけてゴメンな!』キラキラ …って…そしたら…」

雪乃「……………」


13:1[saga]
2012/04/02(月) 20:55:23.63 ID:jssOZe1F0
雪乃「…似合わないとバカにされたとか?」

八幡「…みんな、拍手喝采でさ…」

結衣「だからよかったじゃん! 今の話、どこにも落ち込む要素ないよ?!」


14:1[saga]
2012/04/02(月) 20:58:16.03 ID:jssOZe1F0
八幡「それだけじゃないんだよ! その後もさ、善意100%で話しかけられるたびに、体が同じように勝手にリアクションして
   爽やかに受け答えしちまうんだ… で、その後で自己嫌悪でこう…うああああぁぁぁ!って…」

結衣「どうしてそうなるかなぁ…」アセ


15:1[saga]
2012/04/02(月) 21:05:10.41 ID:jssOZe1F0
八幡「俺は、卑屈さにかけてだけは、誰にも負けない自信があったんだよ! それが、たかが数週間、記憶を失っていただけでこんなんなっちまうなんて…」シクシク

雪乃「比企谷くん…安心していいわよ。今のあなた、すごく卑屈だわ…」

結衣がドン引きし、雪乃がため息をつく。


16:1[saga]
2012/04/02(月) 21:13:51.35 ID:jssOZe1F0
ちょっと出かけてきます。


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/04/02(月) 21:22:22.32 ID:m/5/D7pk0
ウオオオ、ォォォォ
始まった!


18:1[saga]
2012/04/02(月) 21:41:51.93 ID:jssOZe1F0
??「…前向きにとらえてみてはどうだ、比企谷」

ガラリと部室の扉が開いた。

結衣「先生!」
以下略



19:1[saga]
2012/04/02(月) 21:50:33.27 ID:jssOZe1F0
平塚「ふふ…まぁ、固いことを言うな」ニヤリ

静は意に介さない。雪乃もいつものことなので諦めてため息をつく。

平塚「比企谷、記憶を喪失していた時期のことも憶えているのだろう? その間の君の真摯な思索や努力、その結果としての他者との共感や達成…そういったものは、君の人格にしっかりと体験として刻み込まれたはずだ」


20:1[saga]
2012/04/02(月) 21:56:10.59 ID:jssOZe1F0
八幡「…………」

平塚「…君は、さまざまな要因によってすっかり捻くれてはいるが、記憶を失っていた時期のアレこそが、本来の性格なのではないか?
   私はあの体験が、これまで君を閉じ込めていた殻に、ヒビを入れたのではないかと思っている」


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