過去ログ - ブラック☆ロックシューター the game <或いはB☆RSもしくは黒岩射手の物語>
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29: ◆NBqxtzZQDs[saga]
2012/04/09(月) 22:53:41.63 ID:D4K62VGG0


「はは、ありゃお礼を言うのは後になりそうだな」


偶然とはいえ自分の命の守ってくれた少女二人を見ながらラーズが呟いていると


「てめぇ!どういうつもりだ!」


和やかムードに包まれていたと思いきや、己の耳に入ってきた爆弾のごとき怒鳴り声に思わず身を震わせる
振り返ってみると、フォボスが少女に今にも掴みかかりそうな勢いで怒鳴り散らし、ロスコルがその間に立って制していた


「さっきのは見過ごせねぇぞ!何考えてやがった!」


さっきの、とは敵を見ても身動き一つとらず傍観していたことだろう。アーマメントの群れを容易くねじ伏せられるだけの
力を持っておきながら、援護どころか戦おうという素振りすら見せなかったのだ。あのままあの少女達がダイナミックに乱入
していなければ、ダリーとラーズの命は無かっただろう

少女は仲間を危機にさらされて激怒するフォボスに対し、当たり前のことをしただけとでも言う風な口ぶりで


「私は攻撃されなかった。だから、敵じゃないと思った」


少女のまるで己の我侭を通そうとする子供の屁理屈にも似た言い分に、フォボスは怒りどころか殺意すら
覚えかける。たったそれだけのことで、己は戦わず仲間を失うことになりかねなかったというのに


「言い訳のつもりか!また仲間が死ぬところだったんだぞ!」


詰め寄るフォボスをロスコルが押さえる


「落ち着けって、誰かが死んだわけじゃないだろ?」

「黙れ学者崩れ!」

「!……それを言う!?じゃあ学者が戦場(こんなところ)にいるのは何でだ!?軍人が不甲斐無いからだろ!!」

「てめぇ!」

「あ〜もう、やめろよ二人とも!」


このまま言い争いが続けば最悪(ロスコルが一方的にやられる)殴り合いにまで発展しそうな予感を感じ取った
シャオミンが止めに入る。しかしそれでもまだ収まるには少々時間を要するようだった




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