過去ログ - ブラック☆ロックシューター the game <或いはB☆RSもしくは黒岩射手の物語>
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36: ◆NBqxtzZQDs[saga]
2012/04/10(火) 00:08:10.38 ID:/06H1bRE0

堅物と呼ばれるマリオン師長が思いのほか容易く食い下がり、言い争いになるかと思っていたロスコルはほっと
胸をなでおろし、トレーラーの修理が出来るアレクセイに尋ねる


「なぁ、アレクセイ、トレーラーの修理はどのくらいかかる?」

「そうだな……穴を塞ぐのは時間が掛からないだろうけど、一応メンテナンスもして置きたいからな
 ……たぶん一日もあれば十分だと思う」


それを聞いてそっか…としばらく何かを考え…


「じゃぁ、デッドマスターちゃん、修理の間にお嬢さんを案内してやってくれないか?お嬢さんの部屋にも連れて
 いって欲しいんだけど」

「え!わわわ私ですか!?」


かたかた震える手で自分を指差す。まさかいきなり自分が呼ばれるなんて思っていなかったのだろう


「うん、まぁ無理なら構わないよ?」

「えと…や、やります!やらせてください!」


その返事は積極的な姿勢にも見えるが、不安をかき消すように自分に言い聞かせるようにも聞こえた

がちがちとした歩き方でデッドマスターは少女に近づく


「じゃ、じゃあ付いて来て!……えっと」

「あぁそういえばアンタの名前ってなんて言うん?」


ストレングスがそう聞いてくる。確かにこの少女が目覚めてからここまでお嬢さんとしか呼んでいない、それには
ロスコルだけでなく全員が思っていたのだが、少女自身が名乗らないし、道中そんな余裕も無かったのでまさに今
さら気づいたようなものである


「そういえばそうだったね。いつまでもお嬢さんのままで呼び続けるわけにも行かないし…なんていう名前なんだい?」


シャオミンが少女にそう尋ねる




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