過去ログ - 打ち止め「失恋でもしたの?」一方通行「……かもな」〜外付けHD〜
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前々々回の続きです。
[!orz_res]
2012/05/30(水) 21:48:26.31 ID:v26jkX/b0
何がいけなかったのかと聞かれたらアレがよくなかった。
ベンチで眠りこけてる俺に膝枕してやがったコイツを前に、俺はレベル7の実感を得るべくある行動に出た。
『オマエ…性懲りも無く目障りなモンぶら下げてきやがって…』
『だ、第一位さまぁ…』
『オマエはいいロリ顔だったが…恨むならオマエの乳上を恨むンだな』
感覚を断つ事でその他の感覚を鋭敏にすることはよくあることだ。
五感全てを断てば青銅聖衣でも神に最も近い男を倒せることは確定的に明らかだ。
そして俺はバランスボールに対して微かに存在していた興味すらも断ち切ることでより強い幼女力を手に要れた。
幼宇宙(コスモ)を高めた。
手の中にある肉の塊は既に嫌悪の対象ですらない。
好きの反対は嫌いではない、ただの無関心。
嫌悪に塗り固めていた俺の無意識の中には木原の言っていた「ロリ巨乳への可能性」という否定仕切れない興味が存在していた。
しかし、真の幼女道へと走り始めた俺にとって最早バランスボールは何の価値も無い。
ぷよぷよよりもドクマリ派の俺にはこのお邪魔ぷよへのこだわりは最早無い。
興味も恐怖も嫌悪も無い。いや、恐怖が無いのは言いすぎた。少しテングになってた。
『さァ、豚のような悲鳴を上げろ。そして誓え、俺に二度と近付かねェってなァ』
『ぎ…いぃ…が…』
真っ赤な痕が付くだろう力でバランスボールを握る。
力を込める度に雌豚の目から涙が溢れる。しかし、力を決して緩めはしない。
バランスボールへの嫌悪感を乗り越えた俺は手の平に伝わる感触に慄くことも無い。
そう、つかむではなく、最早握るというレベルだ。
青痣が付き、先端は赤く腫れているだろう、しかし俺は容赦しない。
俺の幼女道を阻むものは何人も許さない。容赦しない。
俺の手はバランスボールをつかみ取りする為にあるンじゃねェ、ちっぱいをフリックする為にあるンだからな!!
いい加減根を上げるかと思った雌豚の呟きに耳を傾ける。
『ぎ…もぢぃいいぃ……』
『え?』
『これが…欲かったのぉ…みさきはぁ…やっぱり…だいいちい様に…』
え?
え?
ちょ、え、なンでコイツ股間すり合わせてンの?
思わず手を離す。
『もっとぉ…だいいちいさまぁ……』
その日俺は全力で、レベル7の力の全てをもって逃げ出した。
マンションの下の階がコイツだってことも忘れて。
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