過去ログ - 打ち止め「失恋でもしたの?」一方通行「……かもな」〜外付けHD〜
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273:MルートED:『限界点と妥協点が交わる時、物語が始まる』[!orz_res]
2012/05/30(水) 22:02:14.57 ID:v26jkX/b0







レベル7だろうが何だろうが通用しないものは確かにある。

だが、どうしようもないものに一つ一つ折り合いをつけていく事は悪いことなのだろうか。

「それはそれ、これはこれ」と納得していくことも必要なことなンじゃないだろうか。

妥協は決して敗北じゃない。

もっと大きな戦いに備えて力を温存させておく一つの戦術だ。

無駄な争いを回避するという事は結局は戦わずして勝つことに等しいのではないだろうか。

極めた護身は危機そのものに近付かないという。

つまりだ、もうコイツは好きに放っておく方がいいンじゃないかなァ。

見えないところで何かされてるよりも、側である程度好きにさせておいた方が結果として捗るンじゃねェだろうか色々と。








「第一位様ぁ〜これ…欲しいな」

「……………ホラよ……」

「やった〜!!大事にするね!絶対!!」






『ちょっと、アレ見てよ、あの二人』

『首輪って…撮影か何か?』

『ホンモノかよオイ…』

『あんな可愛い娘なのにきっと毎晩[らめぇぇっ!]語を強要されてるんだぜ』

『あのアルビノ絶対鬼畜だよね』

『あらあら、若い頃を思い出すわね刀夜さん』

『ああ、懐かしいな母さん。母さんが買ってくる首輪は絶妙に僕の首にキツくてそれがまた…』







「こっちこっち、第一位様ぁ〜〜」



嬉しそうに買ってやった犬用の首輪を真昼間の街中で着け手招きする雌豚兼雌犬を眺めながら俺は自分自身を納得させる。

陽射しが今日はやけに強い。

陽射しが目に沁みるせいか、見上げた空が滲んでいやがる。









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