42: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:40:39.50 ID:gYdtMMc/0
整った顔立ち、落ち着いた声。
真面目で聡明、人付き合いも上手く、でもどこか天然な所のある魅力的な貴女。
友達と呼べるほど距離が近かった訳じゃないけど。
43: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:43:14.06 ID:gYdtMMc/0
ーー疑問に思う間に私の側に来た王子様は、私の頬に優しく手を添えた。
この距離でも顔だけはよく見えない。
澪「……ん……」
44: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:44:45.59 ID:gYdtMMc/0
……………………
……………
45: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:46:39.31 ID:gYdtMMc/0
……もしかして。
澪「ん……
私、寝ちゃってたのか?」
46: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:50:29.62 ID:gYdtMMc/0
澪「って、もしかして私、和の膝を枕にして寝てた!?」
そ、それっていわゆる膝枕……
和「そうね。気持ち良さそうに寝ていたわ」
47: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:52:13.53 ID:gYdtMMc/0
澪「ご、ゴメンな和……迷惑だったよな」
和「ふふ、そんな事思ってないわ。気にしないで良いのよ」
優しく言うと、和は立ち上がる。
48: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 16:54:11.18 ID:gYdtMMc/0
和「でも、夕焼けの中の桜と言うのも綺麗なのね」
……そう言えば、夕日に染まる桜をじっくりと見つめた事はなかったかもしれないな。
澪「……そうだな」
49: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 17:05:30.78 ID:gYdtMMc/0
そうか、和が食べていた梅ガムの香り?……いや、味だろうか。
私は口にしていないので、その味が口内にあるのは不思議だけど……
和の側に居たから、彼女の香りを味だと脳が勘違いしているか、彼女の吐息が空気に乗って私に届いたか。
50: ◆MkNQzSdbk9YJ[saga]
2012/04/07(土) 17:07:22.82 ID:gYdtMMc/0
以上です。
和澪って、何かクールな雰囲気を感じます。
素敵です。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage]
2012/04/07(土) 17:38:21.46 ID:0oNe+OpSo
乙
両side二人の気持ちが見れるっていいね
綺麗なSSだった
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/04/07(土) 23:14:15.65 ID:8Ixkm3XOo
乙
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