553:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/09(水) 20:38:51.71 ID:PSIZC9zAo
食蜂「う……ひっく、うぅ、く……ぐす……」
数分の時間が経ち、流石に泣き声こそ小さくなったものの、食蜂は未だに泣き止まない。
足元に転がっている絹旗はそろそろ冷たくなりはじめているが、それはまぁどうでもいいだろう。死にはしないから。
そしてそんな彼女の元にそろそろと近づく人影があった。
「どうしたのかな、そんな所で泣いて?」
食蜂「うく、えぐ……ふぇ?」
突然振ってきた優しげな声に反応した食蜂は泣くのを中断し、涙を拭いながら声のした方へ顔を向ける。
そこには、伏したままの食蜂の目線に合わせるようにしゃがみ込み、
見るものの安堵を誘う柔和な微笑を浮かべたカエル顔の医者―冥土帰しの姿があった。
先に断っておくが、彼は脅かし役として配置されていたわけではない。
普通に病院の一室で仕事をしていた冥土帰しは食蜂の泣き声を聞きつけ、
『もしかしたら怪我人が出たのかもしれない』と心配してわざわざ駆け付けて来てくれたのだ。
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