720:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/20(日) 18:12:42.95 ID:VYDWS/cpo
御坂「あのさ、とりあえずベッドに入らない?私もうくたくた……」ハァ
休憩室の入り口付近に立ったまま雑談を始めそうな空気を察し、御坂はぐったりと肩を落としながら牽制をかける。
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2012/05/20(日) 18:13:16.82 ID:VYDWS/cpo
一方通行「……」
垣根「おぉ……」
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2012/05/20(日) 18:13:42.74 ID:VYDWS/cpo
ベッドの中に一体何が仕込まれているのか。
現時点でわかっているのは人間大の膨らみを持った何かがベッドに潜り込んでいるという事だけだ。
とにかく慎重にいかなくては……前回の悲劇を繰り返すわけにはいかない。
723:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/20(日) 18:14:09.75 ID:VYDWS/cpo
食蜂「えぇー?だったらもう布団の上から袋叩きにしちゃったらぁ?」
御坂「布団の中に入ってるのがゲコ太だったらと思うとそんなかわいそうな事出来ないわ……
それに仮に布団の中に入ってるのが黒子だったとしても袋叩きにして布団が血塗れになったらイヤだし……」
724:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/20(日) 18:14:38.40 ID:VYDWS/cpo
御坂(この二人の息が合ってるって言うか、食蜂をシメる時だけ皆の心が一致する感じよね)
垣根「ふぅ……とりあえずこうして遠巻きに見てても仕方ねぇし、ちょっと近付いて観察してみるか?
中に潜んでるのが生き物なら呼吸やらで少しは布団が動くだろ」
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2012/05/20(日) 18:15:09.32 ID:VYDWS/cpo
声を潜め足音を殺し、一行はそろりそろりと膨らみのあるベッドへ近寄っていく。
御坂は『今回こそは乗り切ってみせる』と闘志に燃えていた。そして同時に『今回はいけるだろう』という自信もあった。
御坂の寝具に何かが潜んでいる、という状況こそ前回と一致しているが、明確に違う点が二つある。
一つは彼らが前回を経験している事。そしてもう一つ――
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2012/05/20(日) 18:15:39.42 ID:VYDWS/cpo
麦野「今動いたわね……」
一方通行「あァ、膨らみ方が微妙に変わったしな」
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2012/05/20(日) 18:16:06.52 ID:VYDWS/cpo
垣根「……よし、それじゃ『せーの』で一気に取り押さえるぞ」
御坂「うん」
728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/20(日) 18:16:32.95 ID:VYDWS/cpo
満面の笑みで名乗りを上げる海原(偽)を前に、御坂はかつてない程目を剥き、絶望の叫び声を上げた。
そりゃそうだろう。自分が使っていたベッドの中からストーカー疑惑のある男が飛び出してきたのだから。それもパンツ一丁で。
思春期の少女にはなかなかにクリティカルなダメージであろう事は想像に難くない。
729:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/05/20(日) 18:17:04.77 ID:VYDWS/cpo
海原「さぁ御坂さんこちらへどうぞ!こちらへ!!こちらが御坂さんのベッドです!!」
御坂「誰が行くかあああああ!!!!て言うかまず服を着ろおおおおおお!!!!」
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