過去ログ - フィアンマ「さて、世界中とやらを確かめてくるか」
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matu
2012/04/15(日) 00:21:15.72 ID:+4FhMJFl0
エリザード「はぁ?」
神裂「フィ、フィアンマ!?」
キャーリサ「何だアイツ、いきなり走って部屋を出ていきやがったし」
以下略
141
:
matu
2012/04/15(日) 00:21:54.92 ID:+4FhMJFl0
バッキンガム宮殿 最上階展望台
フィアンマ「……」
以下略
142
:
matu
2012/04/15(日) 00:22:41.97 ID:+4FhMJFl0
フィアンマ「……予想外すぎるな。火織かアックア、王室派の奴らであれば俺様を見つけるのはエリザードのババァかじゃじゃ馬第二王女だと思っていたのだが」
リメエア「私は頭脳の王女なのだから、頭を働かせて見つけたにすぎません。軍事力でバッキンガム宮殿を更地にするか、人徳で人海戦術を使えば妹達があなたをいち早く見つけたかもしれませんが」
フィアンマ「……成程な。厄介な英国女王、カーテナ・オリジナルを使ってクーデタを起こしたじゃじゃ馬第二王女、そしてアックアことウィリアム・オルウェルに執着する第三王女、こいつらに比べてお前は影が薄かったから見向きもしなかったが、中々に愉快だな」
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143
:
matu
2012/04/15(日) 00:23:32.05 ID:+4FhMJFl0
フィアンマ「俺様はお前の立場を知っている。それでもなお普通に接してくるのには意味があるのか?」
リメエア「ええ、貴方であれば私の素性を知ってなお傲慢な態度は消えないでしょう? 私の命を狙っているならば真正面から殺しに来るでしょうし、媚を売るような真似をするとは思えない。実に合理的でしょう」
フィアンマ「……もう一度言おう、変わった奴だよお前は」
以下略
144
:
matu
2012/04/15(日) 00:24:14.83 ID:+4FhMJFl0
フィアンマ「……」
リメエア「良い眺めでしょう? ここからロンドンの街が一望できるのはバッキンガム宮殿の良い所の一つなの。私はここが好きでよく一人で来るわ」
フィアンマ「馬鹿と羊は高いところが好きだそうだ」
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145
:
matu
2012/04/15(日) 00:24:47.18 ID:+4FhMJFl0
リメエア「謝罪なんてね。正直言ってとても驚きました。貴方が出向いた事に対してではなく、あなたという存在が『謝罪』という行為を実行しようと考え付いたことに対して、ですが」
フィアンマ「……すべてお見通しというわけか」
リメエア「これでお馬鹿の要素がまた一つ減りましたわね」ウフフフ
以下略
146
:
matu
2012/04/15(日) 00:25:44.10 ID:+4FhMJFl0
リメエア「まぁそんな事は些細な問題なのでスルーしましょう。先ほども言いましたが、私が驚いたのはあなたの頭に『謝罪』という概念が生まれた事、何が言いたいのかはわかります?」
フィアンマ「ああ、要するに俺様が謝罪などするわけがない、考える事すらありえない。そういう事だろう?」
リメエア「ええ、何故ならばあなたは世界を救いたいと思うほどに強いお心をお持ちなのだから」
以下略
147
:
matu
2012/04/15(日) 00:26:12.62 ID:+4FhMJFl0
リメエア「そうね、確かに規模が違う。でもやろうとした事は同じく『救い』。貴方もキャーリサも救おうとした、自分の持つ力で何かを変えようとした」
フィアンマ「……」
リメエア「キャーリサはイギリスを、貴方は世界を。たとえ何をしてでも、悪性の方法であろうとも救おうとした。結果として二人とも善性の英雄に阻まれたけれど、世界は今あなたたちが見ている通り、救われているわ」
以下略
148
:
matu
2012/04/15(日) 00:26:50.03 ID:+4FhMJFl0
フィアンマ「やはり、そうか」
リメエア「あら、意外な反応」
フィアンマ「自覚はしていた。俺様はまだ世界を見て回り始めてから二日目だが、俺様の心にどっしりと乗っかる苦痛があまりにも辛くてな。『右方のフィアンマ』の本性が今の俺様を許せないのだろう」
以下略
149
:
matu
2012/04/15(日) 00:28:27.29 ID:+4FhMJFl0
フィアンマ「そうだ。その五和というのは上条当麻に好意……と言っていいのか怪しいほど歪んだ愛情を持っているのだが、ベツレヘムの星で上条当麻と俺様が戦った後、上条当麻が行方不明になったのだ」
リメエア「そういえば、捜索の手伝いを清教派から申し込まれたわね」
フィアンマ「まぁ上条当麻は無事生存が確認され、今は学園都市にいるそうだがな。……その五和という奴に会ったとき、久しぶりに純粋な『悪意』という物を向けられたよ。アレイスターに負けて右腕を吹き飛ばされ、オッレルスに回収されて旅立つまでの間は俺様には似合わん『平和な日常』というのを過ごしていたからな、悪意を向けられる事がないのはいつ以来だったかも覚えておらん」
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