過去ログ - フィアンマ「さて、世界中とやらを確かめてくるか」
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matu
2012/04/08(日) 00:25:12.58 ID:r8mPmCFY0
神裂「私も、はじめは貴方を招き入れるなど考えていませんでした。戦時中は特に、あなたがあの子……インデックスにした事は決して許せることではありません」
フィアンマ「……」
神裂「ですが、今の貴方は戦争を引き起こした『神の右席』のフィアンマではありません。上条当麻に救われ、自ら変わろうとする一人の魔術師、フィサンタさんでぶふっ」
フィアンマ「そこで吹き出すのか貴様、色々と台無しだよ」
神裂「し、失礼……まぁ、そういうわけです。私はあなたを救われない存在だと思っていました。救うために滅ぼすなんて破滅的な考えを持っていた右方のフィアンマは倒さねばならない怨敵だと。ですがあなたは変わろうとしている。ならば私は手を差し伸べたいと思います。『救われぬものに救いの手を』、それが私が魔術師である理由ですから」ニコッ
フィアンマ「……決まりのいいセリフを言ったと思ったら台無しにして、その次にはまた格好をつけるのか。滑稽だよ聖人、その上世界を救おうとした俺様が救われぬ者とは、俺様も墜ちたものだ」
神裂「どうなされますか? ちなみに私があなたの話をした時に、最初に受け入れることを提案したのはオルソラですよ」
フィアンマ「またあのシスターか」
神裂「彼女はこう言っていました。どんな人であれ、迷える子羊を導くのが私たちシスターの役目なのですよ、と。彼女はあなたが誰であるか当然知っていました。知っていたからこそ、あなたをここへ連れてきたのだと思いますよ」
フィアンマ「……やれやれ、どうも上条当麻に敗れて以来、俺様はおせっかいに出会うことが多いようだ。ついさっきも俺様がしる限りこの世で二番目におせっかいな男が電話でアドバイスをしてきた所だしな」
フィアンマ「しばらく、世話になるが構わんな?」
神裂「ええ、歓迎いたしますよ」ニコッ
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