過去ログ - フィアンマ「さて、世界中とやらを確かめてくるか」
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4:matu
2012/04/06(金) 01:23:29.49 ID:0x/xzeV20
オッレルス「行ったか……」

シルビア「うぉーっす、ただいまー」ガラッ

オッレルス「ああ、おかえり。フィアンマとはすれ違ったかい?」

シルビア「あぁ? いや、会ってないけど。何、あいつどっか行ったの?」

オッレルス「ああ、世界を見て回るそうだ。幻想殺しの言葉は彼に相当響いたようだ」

シルビア「ふーん、まぁ別に私はどうでもいいけど。雑用が減ったのと食費が一人分浮いたのはどっちが大きいか……やっぱり雑用が減った方が大きいかな」

オッレルス「元とはいえ、『神の右席』のリーダーを顎でこき使い掃除や洗濯をやらせるのはある意味ですごい光景だった」

シルビア「あいつ全然使えないしな。洗濯をやろうとすれば洗剤ひと箱突っ込むし、掃除をやらせれば四角い部屋を丸く掃くし、挙句の果てに雑巾で食器拭くとか」

オッレルス「そのたびに彼の尻を叩いていたな。小さい子供や犬でもあそこまで叩かれないだろう」

シルビア「子供より物事わかってないんだもん、仕方ないさ。もともと第三次世界大戦までひきこもりぎみだったし、常識ってもんが通用しないんだ。全然褒め言葉じゃないけどね」

オッレルス「『俺様に常識は通用せんよ』とか言っていたな、そういえば」

シルビア「今どこかで誰かがくしゃみした気がする」

オッレルス「は?」

シルビア「いや、なんでもない」

オッレルス「……まぁ、何とかなるんじゃないか? 旅をしていれば必然的に常識は身につくだろう」

シルビア「どうかね、私は嫌な予感しかしないが」

オッレルス「仮にも世界を救おうと考えた男だ、その辺は期待しようじゃないか」プルルルルルルル

シルビア「あんたに電話なんて珍しいね」

オッレルス「いったい誰かr……フィアンマからだ」

シルビア「……」



 ピッ



オッレルス「……私だが、まさかもう敵が出たのか?」


フィアンマ『いや、面倒なんで『第三の腕』使って駅まで行こうとしたら全然違う方向に飛んでしまってな、迷子になった』


オッレルス「……」


フィアンマ『そういうわけだ、俺様は今どこにいるのかわからん。『第三の腕』は分散してしまってしばらくは使えん。そこで、俺様を見つけ出して駅まで案な――ピッ




シルビア「何で今切ったの?」

オッレルス「シルビア、やっぱり君の言うことはいつも正しいのかもしれん」


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