過去ログ - フィアンマ「さて、世界中とやらを確かめてくるか」
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matu
2012/04/09(月) 00:39:45.45 ID:XIOIGNyV0
オルソラ「フィサンタ様、朝のスープはいかがでございますかー?」テクテク
フィアンマ「……オルソラか。スープとは火織の所にある奴の事か? あれはなんというスープなのだ?」
オルソラ「お味噌汁、と言うのでございますよ。何でも日本ではお味噌汁を上手に作れないとお嫁さんにいけないだとか」
フィアンマ「何だと? そんな儀式的に重要な意味合いを持つスープを火織は朝から飲んでいるのか?」
オルソラ「さらに、お味噌汁というものは料理でありながら一人ひとり味が違うそうなのですよ。その家庭にのみ伝わる秘伝の技術で磨き上げられてきたお味噌汁は母より娘に受け継がれる一族の秘密だそうで」
フィアンマ「……以前寿命を持つ人間がアルス・マグナを完成させるための手段として親から子へ、子から孫へと作業を引き継がせるという方法を考えたと何処かで聞いたことがあるな。それは結局不可能だったようだが、このジャパニーズスープ、『オミソシル』はそれを続けているのか……すさまじいな」ゴクリ
神裂「戻りました……ってフィサンタ? 私の顔に何かついていますか?」
フィアンマ「……いや、なんでもない」
神裂「? あ、フィサンタも味噌汁飲みますか?」
フィアンマ「いや、良い。俺様が飲むにはあまりにも高尚なスープだ」
神裂「え?」
フィアンマ「火織、俺様は貴様をどうやら甘く見ていたようだ。こんな大呪文クラスの伝統によって支えられている『オミソシル』を朝から飲むお前はかなりレベルの高い存在であると今更ながらに理解した」
神裂「何言ってるんですか!? べ、別に味噌汁なんていつ誰が飲んでいてもおかしくないもので……」
フィアンマ「良いのだ。俺様が『オミソシル』を口にするときはおそらくありえないだろうが結婚とやらをした時だな。今は普通のスープをもらおう、あるか?」
オルソラ「ええ、ございますよ。少々お待ちくださいなのですよ−」テクテク
神裂「私が席を外した短い時間でいったい何が……?」
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