過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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24:1 ◆/5mmo/htMU[saga]
2012/04/06(金) 21:17:04.53 ID:/lOoac1x0

ところがここで、予想外の事が起きた。


バキッ ガコンッ ドスンッ ガガガガガッッッ……!!!!


「え?」

「「「「「なっ…………」」」」」

マルスはもちろん、男達も目の前で起きている光景が信じられなかった。それもそのはず、走行したばかりの車のタイヤ
が4つ同時にいきなり外れたと思ったら、車がそのまま地面に落ちて止まったのだから。

「な……、何だ………?」

車から降りた男が、慌てて確認しようとする。すると外れたタイヤが4つ男の方に飛びかかった。

「うごぉっ!?」

男は声にならない声を上げて、そのまま伸びた。

「今がチャンスだっ!!」

マルスは男達がその光景に目を奪われている内に、あっという間に懐に飛び込み、目にもとまらぬ速さで5人の男を
仕留めてしまった。男達は声をあげる間もなく次々に倒れた。

「美生っ!!」

そこで身体が入れ替わる。慌てて車のドアを開けて、ボクは美生を救出した。よかった、ケガはないみたいだ。しかし
突然の車の故障、これは偶然ではない。あきらかに何かの力が働いたものだ。手を触れずにこんな真似を出来る人に、
ボクは1人だけ心当たりがある。

ふっ、と、その時上空が暗くなった。上を見上げると。空からじゅうたん……いや、それよりは二回りは小さい敷物がゆっくりと
下りてきた。そのまま目線の高さまで下りて来て、ボクはその敷物の持ち主と目が合う。

「油断大敵なのですね、結」

「全ク、何をシテおるのダまるす。それデモゆぴてるノ姉妹の一員カっ!!」

魔法のじゅうたんに乗ったアラジンの様な出で立ちで、冷めた目をした月夜とルナ――――ウルカヌスさんが夜空から
現れた。





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