過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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30:1 ◆/5mmo/htMU[saga]
2012/04/06(金) 23:03:21.57 ID:/lOoac1x0


【第四章】


「月夜……、どうしてここに……?」

『ウル姐様……。面目ございません……』

空からやって来た2人を見て、ボク達はそれぞれの反応を見せる。月夜とウルカヌスさんはふんっ、と息を吐くと

「たまたま天体観測から家に帰る途中に通りかかっただけです。最初は放っておこうと思いましたが、何やら旗色が
 悪そうだったので手を貸してあげました。感謝するのですね」

 いつもそんなアラジンみたいな方法で通学しているの?いいなあ〜、ボクも乗りたいなあ。

「残念ながらひとり乗りなのですね。ところで美生は………」

 月夜はそう言うと、ボクに抱きかかえられた美生の顔を心配そうにそっと覗きこむ。

「ああ、薬で眠らされているけど本人は無傷だ。直に目を覚ますよ」

「そう、よかった………」

 月夜はそうつぶやくと、優しく美生の頬を撫でた。いつもはあんなに冷たいのに、やっぱり月夜も美生の事を心配して
いたらしい。

「月夜、終ワったゾ」

 少しして、月夜の横にルナに乗り移ったウルカヌスさんが戻って来た。何をしていたのかというと、ボク達がのした男達
を、ガードレールをはぎ取って縛っていた。締め付けてはいないから死にはしないだろうけど、アレ外せるのかなあ……

「お疲れ様、ルナ。それでは私達はこれで帰りましょうか。結は事件の後始末をお願いするのですね」

そう言い残すと月夜はさっさと敷物の上に戻っていった。ウルカヌスさんは月夜の元に戻る前にふらっとこちらに戻って
来ると、小声でこっそり教えてくれた。





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