過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
1- 20
34:1 ◆/5mmo/htMU[saga]
2012/04/06(金) 23:08:44.96 ID:/lOoac1x0


***


ディアナさんはいつマルスを怒りに来るんだろうか。その機会は思ったより早くやってきた。

「あの〜結さ〜ん?今日空いてますかぁ〜」

放課後、歩美抜きでバンド練習した後にエルシィが誘ってきた。

「いいけど。どうしたのエルシィ?何か買い物?」

ボクの返事を聞いたエルシィはパァっと明るくなると、その後少しトーンを下げて神妙な顔になり

「(実は神にーさまが結さんをウチに連れてこいって言ってるんですよ。ディアナさんも待ってるみたいです)」

「(ああ、その件ね。でもどうして桂馬君まで?)」

「(うう〜、それがよくわからないんですよぅ〜。何だかにいさまとっても怒ってて、とにかく連れてこいとだけしか言って
 くれないんですよぅ〜)」

どうしてだろう。でも桂馬君の家にお誘いいただけるなんて嬉しいな♪マルスには悪いけど、ありがと♪

「おお〜、何だ何だ2人でデートかぁ〜?あたし達も誘えよ〜」

ちひろと京が絡んできた。まずいなあ〜。とっさに目の前のエルシィを見て思いついた。

「ああ、エルシィが桂馬君の気持ちをもっと知りたいみたいで、これからふたりでギャルゲーを買いにいくんだけど
 ついて来る?」

「え、ええぇぇ〜〜〜〜〜っ!!」

エルシィが涙目でボクを見る。しかしちひろと京を連れて行くわけにはいかない。ボクは小さくウィンクしてみせると
エルシィはがっくり肩を落として、肯定した。

「うえ〜、きも〜い。あたしパース。別にオタメガの気持ちなんて知りたくないし。ちひろはどうするの?」

「あっ、あたしもどうでもいいしっ、桂木なんてどうでもいいしっ!!」

ちひろは顔を真っ赤にしながら帰って行った。わかりやすいなあ。歩美もいれば、もっと面白かったかもしれないなあ。
こうしてボクは、項垂れるエルシィと、ボクの中で恐怖で震えるマルスを慰めながらカフェ・グランパに向かった。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
112Res/109.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice