過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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50:1 ◆/5mmo/htMU[saga]
2012/04/07(土) 00:37:51.02 ID:AfM0/nRk0


「ボクの作戦を信じろ―――――っ!!」

桂馬君が激怒した。うわっ、やばい。これじゃあ昨日と同じ展開になっちゃう。

「計画を聞かないうちから疑ってどうするっ!!大体お前はなぁ……」

そこまで言いかけて、桂馬君は隣にいる天理さんにくいっくいっと袖を引っ張られて止まった。天理さんはニコニコ
しているだけだが、その笑顔に有無を言わせぬ妙な迫力がある。桂馬君は「あ……う……」と言葉に詰まると、やり
辛そうに頭をがしがし掻いて、

「……とにかく作戦の説明をする。一度しか言わないからよく聞いておけよ……」

とつぶやいた。天理さん、昨日一体桂馬君に何をしたんだろう……

「お茶が入ったわよ〜」

その時御盆にコーヒーと紅茶を乗せたお母さんがニコニコしながらやってきた。ボク達の前にカップを並べると、

「余所の家の女の子を怒鳴り散らすんじゃないよバカ息子っ!!」

「ぐへっ!!」

空の御盆の角で桂馬君の頭を思い切り殴った。うわあ、痛そうだなあ。そのままお母さんはニコニコ微笑みながら、
「ごめんねえウチの子バカでぇ〜。気にしないでゆっくりして行ってねぇ〜」と言ってカウンターに戻っていった。

「大丈夫ですか、にーさま……」

「とても息子にする仕打ちとは思えん……」

心配するエルシィの手を借りて、桂馬君は席に戻った。頭を抑えながら、

「じゃあ説明を始めるぞ。結、さっきも言ったが、この作戦の成否は全てお前にかかっているんだ。覚悟を決めろよ」

「うんっ!!3人でまた仲良くなる為なら、ボクはどんな事だってしてみせるよっ!!」

ボクの強い決意を聞いて、桂馬君は頷いた。





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