過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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◆/5mmo/htMU
[saga]
2012/04/07(土) 21:11:38.19 ID:AfM0/nRk0
「森田はいきなりの結の登場、そして健気に働く美生を見て戸惑っている。しかし戸惑わせておいた方が良い。そうして
おいた方が心を動かしやすいからな。だから結も余計な事を喋るな。理由を話してしまうと、逆に森田が意固地になって
心を閉ざしてしまいかねない。黙って目を閉じてじっとしていれば、森田も余計な詮索はしないだろう。ボクはムダな事
はキライだ。インパクト勝負の短期決戦で一気に片付けるっ!!」
これが桂馬君が考えた『時をかけるお嬢様作戦』の全容だ。これって結局、時をかけるのは森田さんと美生なんだと思う
んだけどな……。しかし確かに、今日の森田さんの様子を思い出すと、桂馬君の言う通りのリアクションを起こしていた。
本当に改めて、桂馬君は凄い人だと思う。
「はぁ〜、ボクは2人を仲直りさせることだけを考えていて、美生の心まで考えてなかったよ。結局ボクが今までしていた
事って、2人にとっては迷惑でしかなかったのかなあ……」
ボクががっくし肩を落としてつぶやく。すると天理さんが、ボクの肩を優しく叩いた。
「そんな事ないよ。昨日わたし、桂馬君と一緒に九条さんの所に行ったんだけど、九条さんだいぶ反省していたよ」
と、笑顔で慰めてくれた。え?本当なの?すると桂馬君がフンッ、と鼻を鳴らして
「ボクはムダな事はしない主義だが、ゲームでも攻略するためには、最初は地道に好感度を上げる作業が必要なんだ。
ちまちま接触して、ちまちま話しかけて、攻略対象の心を軟化させていく。どこかのお節介が既にそれをやっていて
くれたおかげで、月夜はもうほとんど美生を許している。今日も作戦の事は何も言ってないのに、お茶会に結が来る
事を許可したしな。いつもなら嫌がるのだが」
桂馬君がそっぽを向いて、ズボンのポケットからゲーム機を取り出した。
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