過去ログ - 結「やっぱり桂馬君には敵わないよなあ」(神のみSS)
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◆/5mmo/htMU
[saga]
2012/04/06(金) 01:13:04.89 ID:/lOoac1x0
「月夜もつまらない意地を張らないでさ。知っているだろ?美生だってあの頃とは違うんだ。今の美生はバイトをいくつ
も掛け持ちして、お母様を助けている立派な子だよ。ボクも何とかして助けになりたいんだ。月夜も協力してくれよ」
「そんな事私には関係ないのですね。あの女が苦労しようがのたれ死のうが、それはあの女の今までの行いの報いなの
ですね。結以外に頼れる友人がいないのも、自業自得なのですね」
「そんな言い方って無いだろうっ!!確かに今までの美生の行いは許されるものじゃないけど、ボク達まで美生を見捨てたら、
あの子は本当にひとりぼっちになってしまうじゃないかっ!!ボク達昔はあんなに仲良しだったじゃないかっ!!月夜は
このままでいいのかいっ!?」
ボクは思わず大きな声を上げる。しかし月夜は冷ややかな目をボクに向けると、
「人間関係など、月日が流れれば変わっていくのですね。パパとママはあんなに仲良しだったのに離婚してしまった。私達
3人だって、あの頃とは違うのですね」
そう言うと、月夜の髪の色が変化していく。元の金髪は茶色く変色し、頭の上に天使の輪が顕現する。そしてその小さな
身体に不釣り合いな大きな翼が背中から伸びていく。これは月夜ではない。ユピテルの姉妹の長女、正義と精緻の女神の
ウルカヌスさんだ。
「勘違いするではない小娘、我らもも今はひとりの男の愛情を奪い合う敵同士なのだぞ。気安く馴れ合うでない」
ウルカヌスさんはそう言うと、周囲のベンチを女神の力で動かした。そしてボクの頭の真上に浮かせる。いつでもその
頭上に落としてやるという威嚇である。
「結、代われ。ここは私の出番だ」
マルスがボクの中で話しかける。ボクは溜息をつくと、「ケンカしないでよ」と意味のない忠告だけして交代する。
たちまちボクの髪が金色になり、天使の輪と翼が顕現する。そしてボクの意識は彼女の中へ。彼女はユピテルの姉妹の五女、
戦いの女神マルスだ。
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