過去ログ - キョン「何書いてんだ?長門」長門「……SS」
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53: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 02:24:52.44 ID:6YTu3YAf0
「なにか、ヒントがないかな………脱出の」

「今日会ったことを思い出してみれば良いのでは?」

………突然後ろから声をかけるなよ。
以下略



54: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 02:36:07.64 ID:6YTu3YAf0
「こんな赤い球じゃなく、面と向かってあなたと喋っている時間の方が欲しいのですが
そのほうが、楽しいじゃないですか。 自分の頬の筋肉が持ち上がっている感じなんかが。」

「………なあ、俺はどうすればいい?」

以下略



55: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 02:45:38.80 ID:6YTu3YAf0
なんだよそれ。 もったいぶらずに教えてくれよ。

「さあ――、私もこの状況のすべてを把握いるわけではありませんので。」

いや………、でもお前は言うなれば、涼宮の精神状態のプロだろ?
以下略



56: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 02:53:49.13 ID:6YTu3YAf0
「仲間外れにされた、と思っているのでしょう」

「いや、お前それ、ちょっと待てよ。 そんなことで凹むような奴じゃねえだろ」

「ふふ、確かに大げさな表現ではあります。」
以下略



57: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 03:23:23.53 ID:6YTu3YAf0
「それ以外にないでしょう? ここ数日で、涼宮さんの心にストレス………変化を与えるようなことは」

………確かに、長門の小説を隠したその日の夜にこれだ。
閉鎖空間だ。
そう考えるのは自然か。
以下略



58: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 03:38:13.19 ID:6YTu3YAf0
階段を上がってSOS団の部室に向かう。

「どうされるおつもりですか?」

「どうするっていうか、するつもりはないんだ俺は。」
以下略



59: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 03:58:44.49 ID:6YTu3YAf0
言われてみればそうだった。
長門があんな文章を部室で堂々と打ち込んだり印刷したものを俺に手渡したりしなければ
あんなに俺の心臓に負担がかかることはなかった。

「まあ、小説の書き手にも、いろいろあるのでしょうが」
以下略



60: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 04:22:40.64 ID:6YTu3YAf0

そういえばお前………、長門の小説のことだけどさ。

「はい、なんでしょうか」

以下略



61: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 04:38:58.52 ID:6YTu3YAf0

「大丈夫ですって。 機関の人間で廻し読みしたとか、そんなことしていませんから」

そんなことされたら俺は気が狂ってしまうわ。

以下略



62: ◆W8J6cxD/Bs[saga]
2012/05/02(水) 04:50:12.35 ID:6YTu3YAf0
部室からは、ほんの少しだが光が漏れていた。
念のためノックをして、返事がないことを確認して中に入る。
やはり誰もいない。
ただ、パソコンの画面から放たれる白っぽい光だけは意志を放っていた。

以下略



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