過去ログ - 上条「これからもよろしく、美琴」美琴「うん//」垣根「俺も俺も」心理「はいはい」
1- 20
934: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/13(金) 16:35:39.72 ID:NYs+vq3a0
心理「ねぇ、垣根」

クルクルとワイングラスを回しながら心理定規がうっとりした目で垣根を呼ぶ

垣根「どうした?」

心理「こんな夜が過ごせるのは・・・あなたがいるおかげかしら」

垣根「いきなり何言ってるんだ?」

心理「・・・あなた、私を待たせてた時期があったじゃない」

垣根「・・・お前に告白するまで、ってことか?」

心理「違うわよ・・・あなたが帰って来なかった時期」

垣根「・・・あぁ」

悪かったな、と垣根は謝りながら考える

垣根(・・・なんで今頃謝らなきゃいけないんだよ・・・)

心理「・・・その頃の夜はね・・・寂しかった」

垣根「・・・」

心理「スクールの頃からあなたに惹かれてて・・・でもね、実際に愛していたんだって気付いたのは、その頃だったわ」

垣根「そうなのか?」

心理「・・・自分の中でのあなたの大きさが、あまりにも大きすぎたって、気付いたの」

ワイングラスを置き、心理定規が垣根の隣に寄り添う

テラスの手摺りに背中を預けた心理定規は、少し恥ずかしそうに手を揉んでいた

心理「・・・あなたが帰ってきてしばらくの夜はね・・・あなたには言わなかったけど、とても楽しかったのよ」

垣根「・・・」

心理「・・・ありがとう・・・今更だけれど、あなたが帰ってきてくれたから、私の心は救われたのよ」

垣根「救われた・・・?」

心理「あの時あなたと一緒に一方通行と戦っていたら・・・そんなことを何度考えたかしら」

垣根「・・・お前はあの場所にいなくてよかったんだ」

心理「・・・でも・・・帰ってきてくれた時、待ち続けてよかったって、心から思ったわ・・・あなたを・・・」

垣根の手を優しく包み込む心理定規の掌は、誰よりも温かい





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1032.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice