過去ログ - ほむら「私はあなたを、助けない」阿良々木「……」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/04/06(金) 23:23:44.49 ID:LK9HCvEh0

 何が『献上しても良いぞ』だ。テメエさっき散々食い散らかしただろうが。それに怪異が気軽に女子中学生と会話するんじゃねえよ。
頼むから空気を読んでくれ。僕とお前はペアリングである程度は繋がってるんじゃなかったのか?

「今は目の前のリングの方が大事じゃ」

「と忍はキメ顔でそう言った!?」

 今までの発行された巻数の積み重ねをミスドが上回っちゃった!
えー、嘘だろ。これって『化け物を助けた偽善者と彼を愛した吸血鬼の物語』がテーマなんじゃないの?

「えーっと、その……一つ位なら、大丈夫ですよ?」

 失意と絶望の底へ叩き落された僕に声を掛けたのは、忍に言い詰められていたピンク髪の少女だった。
どう考えても忍の無茶な注文だというのに、申し訳なさそうな表情でトレイを少しだけこちらに寄せている。

「いや、大丈夫だよ。こいつはさっきまで一生分のドーナッツを食べたから」

「一生分? 馬鹿を言うなお前様。あんなモノは一日分じゃ!」

「お前もう黙れよ!」

 物足りない胸を張りながら、忍は言った。
 どんだけ俗物なんだよ、お前。大体僕が彼女からの差し入れを断っているのは常識に則っているだけじゃなくて、黒髪の少女からの殺気が理由なんだよ。
ほら、完全に初めて会話した時の戦場ヶ原と同じ目だぞ、あの子。それにさっき聞いた声もどことなく戦場ヶ原に似てたし。

「でも、その子凄くドーナッツ食べたそうだし……」

その気遣いはとても嬉しいんだけど、それによって色々と僕の首が絞まっていくので止めて欲しい。

「ほら、まどか。そのお兄さんがいいって言ってるんだから無理に勧めない」

 おお、青髪ちゃんナイスフォロー。ばっちり空気読んでるあたり、流石現役女子中学生!



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