過去ログ - ほむら「私はあなたを、助けない」阿良々木「……」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/04/06(金) 23:18:07.65 ID:LK9HCvEh0

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「お前様、夏休みも佳境だというのに、そうやって魔法少女モノのアニメを息抜きと称して長時間視聴し続けるというのは、いかにも非生産的に思うぞ」

 普段は受験勉強をしていて視る機会が無かったお気に入りのアニメを、一挙最終話まで観ようとしていた僕に、忍は唐突に言った。

「なんだよ、たまには息抜きも必要なんだぜ?それに今回の休日は羽川も戦場ヶ原も認めてくれたんだからお前にとやかく言われる筋合いはないぞ」

「ふむ。そう言われれば確かにその通りなんじゃが……繰り返すがその行為が無駄じゃと儂は思うのじゃ」

 どこと無く真面目な表情を浮かべながら、忍は顎に手を添えて考え込んでいる。
因みに僕は胡坐の姿勢で、忍はその足の上に座っている。見た目八歳の幼女を抱え込む様にして魔法少女モノのアニメを視聴するという微笑ましい光景だ。

「そりゃあお前の言うとおり限られた休日をアニメ観賞に費やすってのは、どう足掻いても生産的とは言えないけれど、
そもそも夏休みは非生産的に過ごすのが一般的だぜ?僕みたいに受験生じゃない限り、皆似たり寄ったりの生活をしているだろうしさ」

まあ、羽川辺りはどの学年でも生産的に生きてはいるだろうけどさ。きっと今だって図書館にでも居るのだろう。

「第一、お前の言う生産的な休日ってなんだよ」

 「決まっておるじゃろう。ミスドへ行くことじゃ」

 「超消費的じゃねぇかよ」

 最初からそれが狙いか。
つーか略してんじゃねえよ。どれだけ馴染んでんだ。

 「だってそのアニメ見飽きたんだもん!一話から最終話まで十週は視たもん!」

 「テメェは見飽きても僕は見飽きてねぇよ!どれだけ僕の影の中で寛いでるんだよ!ていうか「だもん」とか言うな。お前はどんなキャラ設定でいきたいんだよ」

 普段の一人称が儂の奴には一生縁の無い口調だ。



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