過去ログ - ほむら「私はあなたを、助けない」阿良々木「……」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/04/06(金) 23:33:27.70 ID:LK9HCvEh0

わかっている。理解はしている。
忍が言いたいことは、痛いほどわかる。

もし、この人達がまだ生きていて魔女に襲われそうになっているのなら、僕は全力で手を出すだろう。
この身を削りながらでも、それこそ何度死んだって、魔女に抗うだろう。

でも、死んでしまった人間を生き返らせることなど出来ない。

僕は魔法など、使えないのだから。

「ならば、さっさと終わらすぞ。こんな陰気臭いところは早く出たい」

「気を使わして悪かったな……頼む」

僕の返答に忍は「ふん」とつまらなく鼻を鳴らし、そのまま心渡を振り上げる。
そして、金髪少女には少し刺激的過ぎるその刀身を鈍く光らせながら一気に振り降ろす――。



「その必要はないわ」




――ことは、出来なかった。



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