過去ログ - ほむら「私はあなたを、助けない」阿良々木「……」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/04/06(金) 23:20:05.43 ID:LK9HCvEh0

「まあ、やっぱりなんでも出来る魔法なんてものはないんだろうけどさ」

「む、どうしたんじゃ。急に」

 ぼーっとテレビに写るニュースキャスターを眺めながら、僕は言う。
 
「だって魔法――この場合は何でもいいけどさ、とにかく便利すぎる力ってのが存在したら世界なんてとっくの昔に滅びてると思うんだよ。
22世紀の未来デパートなんて実際にあったら大変だと思うぜ?」

 未来にはそれすらも抑制する道具なり法律なりがあるんだろうけど、現代に持ってきたらそれこそ魔法みたいなものだ。
世界を滅ぼすことも、思い通りに改変することも出来る。

「行き過ぎた技術は、もはや魔法じゃしな」

「変な話だけど、江戸時代の人間が今の僕らを見たら魔法使いに見えるだろうし」

「確かにの」

実際に江戸時代を生きた忍の相槌は、説得力が違う。

僕は続ける。

「だからフィクションの世界のような魔法なんて無いんじゃないかなって。仮にあったとしたら、相当しっかりしたシステムが形成されてて、
無闇に魔法なんて使えないようになってたりするんだと思う」

それとも、魔法が仕える人間全てが善良であるか、だ。

「しかしお前様の言ったシステム云々は抜きにして、近い未来に創作じみた魔法は現れると儂は思うぞ」

「うん?どうしてだよ」



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