過去ログ - ほむら「私はあなたを、助けない」阿良々木「……」
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77: ◆z4kkLFoqqU[saga]
2012/05/18(金) 00:45:33.23 ID:eeJld/1h0

「ん、その言い方だと別段その魔女の被害が出ないみたいだな」

 ふと忍の言葉を脳内で反復し、そこまで重要視していない言い回しが気になった。

 それに僕らが居るから忍野が来ないという理由もよく分からない。

「……仮に現れたとしても儂とお前様で十分に対応できるという話じゃよ。現れたとしても、の」

「? やけに積極的じゃないか」

 今度は目を伏せながらそんな事を言う忍に違和感を覚える。何時もの流れなら僕が何か言う前に『余計な首を突っ込むな』と釘を刺してくるだろうに、
今回は寧ろ怪異に対してどうにかしてやろうという雰囲気を感じさせる物言いだ。
 基本的に忍は自ら問題を解決するために動くタイプではない。僕が、僕の勝手で何かしらの問題に関わってしまった時に渋々付き合うのが忍の
スタンスだというのに現状はどうだ? 断定した言い方こそしないが、どこか協力的である。そしてそれが違和感の最大の理由だろう。

「ふん。あの小娘がワルプルギスの夜などという名前を出した瞬間から――否。この街に誘われてしまった時点で役割が決まってしまったんじゃよ」 

「……誘われたってミスドの広告にだろ?」

 初めて見たよ。ミスドのセールに『誘われた』とか言う奴。無駄にスケールを大きくするんじゃねぇよ。

 僕の突っ込みにコホンと咳払いをして、忍はキメ顔で続ける。



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