過去ログ - ほむら「私はあなたを、助けない」阿良々木「……」
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78: ◆z4kkLFoqqU[saga]
2012/05/18(金) 00:56:56.80 ID:eeJld/1h0

「お前様。もう既に儂らは『関わって』しまってるんじゃ」

 関わってしまった。つまり、怪異に。
 舞台裏を覗いてしまった。

 それならば、覚悟を決めなければならないだろう。
 どちらにせよ、このまま帰るつもりはなかった。

 少女達だけに、そんな危ない橋を渡らせることなど僕には出来ない。

「分かったよ、忍。 どうせ帰ってもアニメの続きを見るだけだろうしな。 訊かせてくれよ、魔女と魔法少女に関する話を。
 これだけもったいぶった話をしてるんだ。当然、何も知らないわけじゃないんだろ?」

 僕の問いかけに自転車の前カゴから飛び降りた忍が(三回転捻りで着地)その薄い胸を張りながら、無感情に言い放つ。

「……と、言うわけじゃ人間。 うぬから我があるじ様に説明してやるがよい」

「……動かないで」

 僕にではなく虚空に放たれた忍の言葉に呼応するように僕の目の前に現れたのは、一人の魔法少女だった。
その少女は先程まで着ていたファンシーな魔法少女服に身を包み、左腕には縦を装備し、険しい表情を浮かべている。

 まるで何かに失敗したかのような表情を浮かべながら、暁美ほむらは僕達の前に現れた。



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